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蒼龍 山本一力  文春文庫 2005年4月10日第一刷

「のぼりうなぎ」「節分かれ」「菜の花かんざし」「長い串」「蒼龍」の5作品が収録されている。
最後の「蒼龍」は第77回オール読物新人賞受賞作品である。作者は「節分かれ」と「長い串」に特別の感慨をおもちのようである。この作者のものを読んだ前作は「あかね空」という直木賞作品であった。京都から江戸に出てきて豆腐屋をいとなみ成功する商人の話であった。
これらの作品は、それ以前に書かれたもののようである。新人賞の「蒼龍」は事業に失敗して莫大な借金を負ったその返済の手段として書き始めた作品だそうである。
台風18号の上陸が予想されている前日、10月7日に読み始める。本来なら、甲斐駒のほうでゴルフコンペに出席する予定であったのだが、偶然にも痛風と台風とが同時に襲来して、断ろうと思った矢先に中止の連絡があり、この書を読むことにした。

10月8日読み終える。
「菜の花かんざし」「長い串」は、作者としてはめずらしい武士社会の小説である。不条理の社会ゆえの権力社会(階級社会)を描いている。個人としては「蒼龍」より感銘を受ける作品だと思う。
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by binjichan | 2009-10-07 16:14 | 今読んでいる本