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酔いどれ小藤次留書シリーズ  佐伯泰英著    幻冬舎文庫  

御遣拝借
又読みかけ中のシリーズを増やすことになってしまった。この作者の小説は、読みやすく面白いので、つい別のシリーズをつまみ食いしたくなるのである。
テレビでも旅番組に人気があるようであるが、小説だってその要素があるとさらに面白くなる。1作目の舞台は、江戸から箱根の関所までのようである。赤目小藤次というとてつもなく個性的な侍が主人公である。大酒会で1斗5升あおって、藩主の参勤下番の見送りが出来ず、奉公を解かれる。
そこには、江戸常駐で他藩主たちから辱めを受けたことを殿から聞かされ、脱藩して意趣返しをする目論見があった。4藩の大名行列を次から次へと襲撃し、印の鑓首を拝借する孤独な戦いが繰りひろげられる。
意地に候 寄残花恋 一首千両と4巻までを11月8にちまでに読み終える。1日1冊のペースである。第二弾意地に候では、甲州道方面が舞台となる。五日市街道に沿った小金井橋で13人を相手にする死闘を演じる。ここもまた、地理的に現在の住居の近くであり、近親感を持って小説を読み進める。
なぜ甲州に小藤次が足を向けたか理由がはっきりところもあるが、柳澤峠付近でおしんという女性に助けられ行動を共にするところから、甲府勤番支配の陰謀をさぐり、その撲滅に一役買うことになる。そのことから幕府の上層部との繋がりも生じ、話のスケールは、拡大しつつ、第3巻に突入する。「酔いどれ・・・」などと題名が着いているので主人公は避けにだらしないイメージかと思いきやさにあらず、桁外れの酒豪ではあるが、痛飲後もしゃりっとしている、酒を好む剣豪であった。「研ぎや」の商いも順調に拡大し、水戸藩との新しい物産つくりにも貢献し始める。今、11月9日「孫六兼元」第五巻読破中。
芝神明の大宮司が絡む殺人事件を始末した礼として名刀「孫六兼元」を贈られた。長屋住まいの小藤次には、分不相応と承知はしていたが、その美しさに一目ぼれして自らと義を欠ける決意をした。その研ぎの大半は高尾山の薬王院の琵琶滝の研ぎ場で行われた。最後の研ぎを残す段階で「孫六兼元」が姿を消した。
小藤次を討って手柄を立てさる大名に召抱えられようとたくらんだ刺客、佃埜一円入道定道のしわざであった。この巻では、刀の研ぎ方と砥石のことをかなり克明に読むことが出来る。11月11日第6巻「騒乱前夜」を読み始める。
自ら考案した行灯つくりを指南するため水戸行きを目前に、ならず者に絡まれていた久慈屋の女中お花を助ける。だが、お花の語る騒動の理由は要領をえず、思いもよらぬ企てが潜むことが発覚する。風雲急を告げる水戸行きの帯同者には、なぜか、間宮林蔵の姿もあった。
子育て侍7巻 水戸藩の騒動を治めた矢先、子ずれの刺客・須藤平八郎を討ち果す。以来その子・駿太郎を養育しはじめるが、身辺には不穏な侍の影が付きまとう。
四家追腹組の新たな刺客なのか?実は駿太郎の出生の秘密に絡む新たな敵であった。
竜笛嫋嫋8巻 11月16日読
赤目小藤次が思いを寄せるおりょうに縁談話が舞い込んだ。だが、この話に違和感を抱いたおりょうは、小藤次に縁談相手の高家肝煎・畠山頼近の調査を依頼する。そんなある日、おりようが手紙を残して失踪。老中隠密・おしん等を探索に巻き込み、畠山が偽者だということがわかる。この縁談に隠されたとてつもない思惑と戦う。
偽小藤次手元にあるこのシリーズ最後の巻となってしまった。21年2月が初版本となっている。12巻目が刊行されているかどうかしらないが、読み進めることにした。
町年寄の突然の自害、米会所の急な御取り潰しが背景になる。久慈屋の掛取りに従った小藤次が大番頭観右衛門から聞かされた騒動は、それだけでは収まらない気配をみせていた。折りしも市中に小藤次の名を名乗り法外な研ぎ仕事をする偽者が出現、その訴状を探るため東奔西走する。その偽者が、辻強盗をやり小藤次の評判を失墜させようと図るのだが・・・・・・11月21日土曜に読了
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by binjichan | 2009-11-04 21:00 | 今読んでいる本