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生きる 乙川優三郎著

2002年の直木賞受賞作である。
亡き藩主への忠誠を示す「追腹」を家老から密かに禁じられ、いき続けざるを得なくなった初老の武士が周囲の冷たい視線や嫁いだ娘からの義絶に耐えながら生きていくとき、息子の決意の行動・・・惑乱と苦悩の果て、失意のそこから這い上がる人間の強さを格調高く描いて感動を呼んだ作。(縄田一男氏解説)

著者は1953年東京生まれ。96年「霧の橋」で時代小説大賞、2001年「五年の梅」で山本周五郎賞、翌年第127回直木賞を受賞。

主人公の又右衛門は生きれば生きるほど恥辱にまみれ、醜態をさらす日々が続くのだが、さて、いかように生き抜くのであろうか・・・・・

ほかに「安穏河原」「早梅記」が同書に収録されている。(文春文庫)

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by binjichan | 2007-03-31 17:56 | 今読んでいる本

御宿かわせみ27 横浜慕情 平岩弓枝

歴史時代小説100選(縄田一男著)の中で未だに続いているのが、この「御宿かわせみシリーズである。昨年NHKTVで放映されていたので、ファンも多いことと思う。26巻までは読んでいるはずなのだが意外とストーリーは覚えていないものである。この横浜慕情を読み始めたら少しは甦ってくるだろう。

著者は昭和34年に第41回直木賞を受賞以来、平成3年に「花影の花」で吉川英治文学賞受賞。テレビドラマ、芝居の脚本も多い。
「御宿かわせみ」シリーズ
「御宿かわせみ」
「江戸の子守唄」2
「水郷から来た女」3
山茶花は見た」4
「幽霊殺し」5
「狐の嫁入り」6
「酸は殺しの口笛」7
「白萩屋敷の月」8
「一両二分の女」9
「閻魔まいり」10
「二十六夜侍の殺人」11
「夜鴉おきん」12
「鬼の面」13
「神かくし」14
「恋文心中」15
「八丁堀の湯屋」16
「雨月」17
「秘曲」18
「かくれんぼ」19
「お吉の茶碗」20
「犬張子の謎」21
「清姫おりょう」22
「源太郎の初恋」23
「春の高瀬舟」24
「宝船まつり」25
「長助の女房」26
「横浜慕情」27
以上27シリーズであるが、いまや最近のものをどこまで読んだかすらわからない。多分4・5冊読んでいないものがあろう。
「佐助の牡丹」28
「初春弁財船」29
「鬼女の花摘み」30
「江戸の精霊流し」31  「御宿かわせみ」読本

手元に「江戸の精霊流し」31  がすぐ出せるところに見えたので続けて読むことにする。
「音宿かわせみ」シリーズは、「オール読み物」短編として連載されているものを数か月分をまとめて文庫本にして発刊されている。今後どこまで続くかが興味の的にもなりつつある。

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by binjichan | 2007-03-03 22:15 | 今読んでいる本