風雲 交代寄合伊那衆異聞 佐伯泰英 講談社文庫

このシリーズ「変化」「雷鳴」に続く第3弾の作品である。作者は平成の売れっ子作家で1942年福岡生まれである。年齢も生まれも個人的に身近に感じる上、前身がカメラマンというから、さらにその感が深まる。本屋のスペースをどんどん侵食しており、すでに文庫本だけでゆうに1000万部を越えたと言ううからすごい。まだ、作者の作品は、このシリーズの3冊しか読んでいないが、すぐ続きを読みたくなるストーリーの面白さが、なんともいえぬ楽しさがある。黒船がやってきて幕府崩壊間際がこの背景となっている。歴史上著名な人物が描かれる中で、主人公藤之助が伊那谷で鍛えた剣術を屈指して幕末社会で活躍し出世していく過程を楽しめた。次の「邪宗」「阿片」が早く読みたくなる。が手元にまだないのが、残念である。未読のシリーズも沢山残っているので、あわてずおいおい片付けていくつもりだ。
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by binjichan | 2008-01-09 10:09 | 読んだ本の寸評
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